その1 尿検査に紙コップは絶対にダメ!
大学では福祉系のボランティアをしていました。
現在は小さな会社の総務課で働いています。そこには、憎めないけどクセがちょっぴり強い課長がいました。
福祉の視点と感情で揺れ動いている様子が、同じように人間関係に悩んでおられる方のヒントになればいいなと思っています。
四苦八苦な毎日を応援していただけたら、明日からも仕事がんばれそうです。
尿検査に紙コップは絶対にダメ!
私の会社では毎年1回健康診断があります。総務課では、検診の運営を任されています。なので、この日は1年でも1、2を争うくらい忙しいです!!
課長:今日は紙コップを持ってきたぞ!
私:え?何に使うんですか?
課長:みなさんに少しでも快適に検診を受けてもらうためだよ。
私:(暑いしお茶でも出すんかな?)
課長:今日尿検査あるだろ。あのコップ、使いにくくないかい?
私:確かに、使いにくいです。
課長:だから、買ってきたんだよ!僕のポケットマネーだぞ!
私:え?勝手にそんなことして大丈夫ですか?
課長:大丈夫に決まってるじゃないか。快適に検査してもらうためだぞ!
私:いや、でも、もしその紙コップから何か検出されたらどうするんですか?
課長:そんなの、検査した人の責任じゃないか!
私:私たちが勝手なことしたから、私たちの責任になりますよ。
課長:そんなの関係ないよー!!向こうの責任じゃないか!
私:課長!!絶対にやめてください!!!!!
トイレに向かおうとした課長を、なんとか体を張って阻止しました。笑
理解の視点
課長は「社員さんが快適に尿検査を受けるため」ということにこだわり、「尿検査で正確な数値が出なかったときの責任」についての意見が聞けなくなってしまいました。
また、オブラートに包んだ表現が理解できない上に、そのときあまり時間もなかったために、「絶対にやめてください。」という強い否定の言葉を使いました。
感情
このいっそがしいときに、「尿検査に自分で持ってきた紙コップ使ったらあかんやろ」っていう当たり前のことを理解してもらうのに、なんでこんな時間かかんねん!!!!
クセつよ課長と悩める部下の毎日は続きます。
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こちらから必要なものを買い物してもらえたら、私もちょっぴり元気が出ます。