その21 家の給湯器が故障した
大学では福祉系のボランティアをしていました。
現在は小さな会社の総務課で働いています。そこには、憎めないけどクセがちょっぴり強い課長がいました。
福祉の視点と感情で揺れ動いている様子が、同じように人間関係に悩んでおられる方のヒントになればいいなと思っています。
てんやわんやの毎日を読者になって応援してくださったら、明日からも仕事がんばれそうです。
家の給湯器が故障した
課長:昨日さー、家の給湯器が故障したんだよね。
私:えー!それは大変でしたね。
課長:お湯が出なくてさー、困ったよ。
私:確かに。冬は特に困りますよね。
課長:だからさー、業者に「いくらでも出すから、故障しないものもってこい!」って言ったんだよね。
私:えっっ!(それ、カモやん!!)
課長:そしたらさ、43万だったんだよね!
私:(このままやったらカモられる!)いや、それ、高すぎますよ!
課長;いや、でも壊れるの、嫌だからさー。これでいいんだよ!!!
私:これ、見てください。(課長のメールに給湯器についてのネット記事を送る)
課長:これでいいんだよ!!
私:だめです!!一生壊れない給湯器はありません!!せめて相見積もりとりましょう。仕事でも相見積もり取るじゃないですか!!
課長:これでいいんだよ!!!
次の日
課長:いやー、あのあと、父が給湯器を契約したときの資料が出て来てさー、13万だったんだよー。だから、違う業者に問い合わせたら、43万が17万になったよ。
私:良かったです!!
課長:いやー、ありがとうね−。
理解の視点
特性として、詐欺にあいやすいのは本当だった。初めは私の提案に対して、意見を変えることができなかった。ネットの記事を送ることによって、信じてもらうことができた。
感情
いろいろ心配やなー。こんな人からお金取ろうとする業者許されへん。これが社会というものか。
クセつよ課長と悩める部下の毎日は続きます。
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いや、読んでもらえてるだけで、課長にやさしくなれています。感謝です。
自分へのご褒美買おうかな。